グランド.マスター2013年06月03日

宮若梅(ゴン・ルオメイ)のチャン.ツィイーが人間離れした美しさだった。
顔、身体だけの美しさならここまで感動しない。中国拳法の頂点に立つ父親から、ただ一人奥義を授けられた娘という設定の難役で、強烈なカンフー技を披露しているのだ。その身のこなしの華麗さと言ったら、想像以上だった。
雪の舞う夜の駅で見せる、父親の仇との決闘場面は、刮目に値すると言えよう。


昼過ぎ。寿司屋に行く。「本生ずわいがに」というネタが美味かった。シャリの上に、文字通り、生のカニが乗っかっている。
先っちょに少しだけ殻の部分が残してあって、食べる前に指で挟んで取り除くのだが、肉の部分と筋で繋がっているので、上手にちぎるのが難しい。
後は、納豆軍艦巻き、あじ、鮭の炙り、アワビ、を食べた。アワビは今が旬だという触れ込みなので、一皿試してみたけど、それだけで充分だった。貝のネタはあまり好みではない。

翔ぶが如く(6)2013年06月22日

六巻目まで読み進んだ「翔ぶが如く」である。
西郷隆盛の征韓論を阻止した明治政府が、沸き起こる不平士族の内乱を防ごうと、いわばガス抜きのごとく、琉球民族の虐殺を口実に台湾に軍隊を派遣するという実話が五巻目で、登場してくる。大久保利通は、当時の中国(清)から賠償金を分捕って、帰属のはっきりしなかった琉球を日本の領土であることを認めさせてしまったという。現在において議論するならば、非常に沸騰しそうな歴史観だだだだだだだだ。
そういえば「竜馬がゆく」では竹島が日本の領土になった過程がちょっとだけ、書かれていたな。
中学生の頃、世界史で習ったフランスのルソーが書いた「民約論」が重要な文献として登場するのだが、私自身は、これを読んだ事がないので「うーん」という感じなのだ。
宮崎八郎さん(誰なのか知りたい人は「翔ぶが如く」を読みたまえ)は、泣きながら読んだという。
(たぶん続く)
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