早春2015年03月27日

関西復帰。
別邸は引き払った。
三年半ぶり。
自宅にはアート引越しセンターから送られた20ケースの段ボールが山済みである。
私が赴任していた県の全体の人口は約70万人で、たとえば、千葉市や堺市の人口よりも少ない。
街に灯りが少ないから夜が暗い。
なにもないから、なにもすることがない。
同じ田舎でも都会へのアクセスが容易なところは(私の実家など)まだいいけれど、僻地の暮らしというものは、体験してみないとわからないものである。

ソロモンの偽証2015年03月30日

全6巻。
当初、自殺だと思われた、ある中学生の墜落死。「殺人だ」との怪文書がマスコミに流出し、札付きの不良少年が容疑者として、世間の好奇の目にさらされる。「あいつならやりかねない」
昨年の大晦日から読み始めて、本日読了。
中学生の学校内裁判なんて、ありえないような話が、きちんと説得力を持って丹念に描かれている。
作者の「模倣犯」は、強烈な本で、あまりのリアリズムに絶望感を抱かされてしまったのだが、「ソロモン偽証」は、「魔術はささやく」や「龍は眠る」のように、さわやかな読了感を与えてくれるので、いい。

観察記録2015年03月31日

桜の観察。3月30日午前10時
ほぼ満開。
今週末が最後の見頃になりそうな雰囲気である。
昼間になったら、花見の人々が出てくるのだろうか。
この公園は子供の姿も多いところだから、禁酒なのかもしれないな。
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