家族はつらいよ(ネタバレ注意)2016年03月26日

前日の「ちはやふる」に続いての鑑賞。同じくらいの上映時間で、こちらは三世代同居の家族の物語。
映画の語り口は軽く、深刻な内容もさりげなくユーモアに包まれているので、気分良く楽しませてくれる。
「ちはや」みたいにノリについていけない表現もなかった。
ラストシーンで小津監督の「東京物語」のビデオを主人公が見ている描写があり、ビデオの「終」が、そのまんま「家族はつらいよ」の終である。
山田監督はよほど小津監督の「東京」に思い入れがあるのだろう。私自身、「東京」を劇場で三週間前に見たばかりなので、登場人物の家族構成が共通であること、次男の嫁がキーパーソンであることなど、あらためて山田洋次のこだわりを感じずにはいられなかった。
私が一番笑えたのは「探偵」だった。
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