仮面ライダー1号2016年03月28日

タイでは日本の「仮面ライダー」シリーズが放送されて好評を博しており、その中でも1号の人気が高いという。藤岡弘は現地で最も有名な日本人のひとりであると聞いた。そのことが関係しているのか、オープニングの場面はタイである。暴漢をやっつけたあと、男たちが噂する「彼が本郷猛だ」と。
最近は子供の母親の鑑賞を意識したのか、若く爽やかなイケメンばかりが主人公になってしまったような気がするが、私が子供のころに見た「仮面ライダー」はもっと重厚な男たちがテレビ画面に現れていたように思う。
仮面ライダー1号本郷猛はその代表だろう。彼は孤独でストックで、顔や姿、佇まいが、濃いくて、濃く濃く濃く、濃ゆい。だからこそサイクロン号に乗って、一人さっそうと走り去っていく姿が画になるのだ。
子供向けの映画だし、映画館の中でおっさんが鑑賞していたのは、子供連れ以外では私一人だけだったが。
藤岡弘(本郷猛)の「ライダー変身」を見たくて、金を払ったのだ。期待を裏切らず、タップリとタメをとっての変身、二回、見ることができた。満足だ。
おやっさんの孫が高校生なのは若すぎるだろうと思った。ひ孫ならわかるが。
地獄大使、せっかく出てくるならもっと見せ場を作ってほしかったぞ。
ラストで流れる「レッツゴーライダーキック」は心配していたが、思ったほど悪くはなかった。どうせなら昔のように藤岡弘の歌が聞きたかったが。
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