追憶の森2016年05月05日

原題は「the sea of trees」。「樹海」の英語だと思われる。
米国から飛行機に乗って来日し、新幹線で静岡県に移動し、富士の樹海で自殺しようとしている米国人(マシュー.マコノヒー)の話である。森の中奥深くに入って地面に座り込み、持参したペットボトルの水で薬品を胃袋の中に流し込んでいると、目の前に道に迷って助けを求める男(渡辺謙)の姿が現れる。成り行きで彼と樹海の中を彷徨うことになるのである。
会話の中で死んだ妻(ナオミ.ワッツ)との思い出が語られ、必ずしも幸せではなかった過去が明らかになるが、主人公が彼女のことを想う気持ちは伝わって来るのだ。
死に場所に選んだのが日本の富士山麓。日本人ならともかく、太平洋を挟んだ海外から引き寄せられるというのは現実にあり得るのだろうか。
森の中の環境は人間にとって過酷で、たった一晩でも彼らは死にそうになる。

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_ ここなつ映画レビュー - 2016/05/06 12:45

もうなかなかの年月を生きてきて、色んな事を経験して、本を読んで映画を観て、自分の知らない世界の事も垣間見たような気になって、社会生活ではその場その場でのお作法も学んで、物事を大人として客観的に見たり俯瞰で見たりする訓練を経て、想定内やいつか来た道だと思う事が増え、斜に構えたり、冷静を装ったり、時には多勢に無勢でやり過ごしたり、強く何かを願う事が稀になってきたり、まあいいかと諦める事が増えたり、そんなやさぐれた私にでさえ、心に染み渡る大人の童話だった。スピリチュアルな作品は、…スピリチュアルなものを信じているからこそ、あまり趣味ではないのだが、この作品を貫く魂の概念は好きだ。すごく好きだ。...
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