うろやつひいず

財テク番組の生放送中に爆弾と拳銃を持った若い男が侵入し司会者を人質にして放送局を乗っ取ってしまう。目的は自分を破滅に追い込んだ株式取引への追求である。過去の放送にさかのぼって司会者の言動を非難するのだが拳銃を振りかざして叫ぶ姿は正気の沙汰ではなく警察は射殺を前提にした解決策を模索することになる。犯人とのやり取りの中で何者かの情報操作の意図を感じ取った司会者と番組のディレクターは生中継のまま隠された真相を探って動き出す。
犯人は後先の事を考えない奴で警察が現場まで連れてきた同棲相手の女からモニター画面を通じて罵倒され落ち込んでしまうような男である。どうやら自分が殺されてしまう事すら予感しており危険極まりない状態である。
方や司会者とディレクターは冷静な頭脳を持っていて、犯人を利用しながら巨悪を追うというしたたかさも見せる。事件の黒幕はあっという間に追い詰められてしまうのだけど、これは同時進行の生放送中に解決まで持っていかなければならないという、この映画のスタンスがあるからなのかな。

映画のポスターのジュリア.ロバーツの顔が好きではない。美人なのだから、もうちょっといい表情の写真を採用するべきだと思ひます。