クリーピー 偽りの隣人2016年06月29日

引っ越してきた新しい街で、近隣の住民たちに夫婦であいさつに行ったと仮定します。
そのとき、隣やそのまた向こうに住んでいる家族が感じの悪い人々だったとしたならば、私たちは憂鬱な気分になるでしょう。これから毎日外で顔を会わせるたびに嫌な思いをすることになるな、と。
隣の西野家の主人は不愉快な人物なのですが、可愛い中学生くらいの娘さんがいるので、あなたの奥さんは警戒心が薄らいでしまいます。笑顔であいさつしてくれるものだから、彼女を家の中に招き入れて得意の料理を教えてあげようとします。父親がついてくるのですが、うわべでは愛想がいいので、あなたを含めた四人で夕食を囲んだりしてしまいます。あなたは初めの印象があるので、猜疑心が拭えず、父親に対していろんな質問をしてしまいます。これがきっかけで深みにはまっていくのです。もう後戻りはできません。

そうこうしているうちに、ある日、唐突に、
「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」
普通の親子だと思っていた隣人の娘から、こんなこと言われたら、どうしますか?
警察に通報しますか。娘はあなたに上記のようなとんでもない事を口走った後、何事もなかったように父親と戯れあっています。果たしてあなたは性悪な子供にからかわれたのでしょうか?

「貞子VS伽椰子」より恐いです。現代の恐怖です。ありそうです。
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