「ニュートン.ナイト 自由の旗をかかげた男」「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」2017年03月03日

ニュートン.ナイト 自由の旗をかかげた男

1860年代の南北戦争を戦った男ニュートン.ナイトの話。もとは南軍に属していた人物なのだが甥の戦死をきっかけに軍を脱走してしまう。戦争のため農民から物資を奪っていく軍と対立した彼は「金持ちが始めた戦争を貧乏人が戦っている」という台詞からもわかるように、やがて南軍を相手に反乱を起こすようになるのだ。それは南部で虐げられた人々の集まりであり彼らの中には黒人も白人も含まれているのだ。人種差別と戦う人が殺され、木に吊るされる。


海は燃えている イタリア最南端の小さな島

ドキュメンタリー映画。イタリアの小さな島を撮影したものだ。冒頭で地理的な説明がある以外は一切のナレーションがない。作り手は画面に登場せず、そこにいる人々の会話とインタビューのようなものが淡々と綴られている。島の少年が主人公というか、彼の生活を追いかけていくのが映画の中で軸のようになっているけれど、もう一つ主題があり、それはアフリカから海を渡ってくる難民の姿である。

島で暮らす人々の生活は平和を感じさせるものだが、難民と彼らの救助に関わる人々のものは対照的で、すし詰めのような船の中に40体の遺体が転がっていたりするのだ。

夜の甲板で収納庫から明かりに照らされたヘリの姿が現れてくる映像が綺麗だった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://zuihituyarou.asablo.jp/blog/2017/03/03/8388517/tb

アクセスカウンター