お嬢さん2017年03月10日

シネマート心斎橋。以前から知っていた劇場だが、行ったのは初めてだった。場所はアメリカ村。アップルストアから少し西側へ入った複合ビルの中にある。大阪では二ヶ所でしか上映していないので、ここに来たわけだ。
韓国の映画である。身近な映画館でやっている外国映画は英語の作品が大半で、私も正直なところ韓国語にはあまり馴染みがなかった。原作はイギリスの犯罪小説らしいが、舞台は日本統治時代の韓国に移されている。
詐欺師の策略で富豪の邸宅に侍女として潜り込んだ若い女の視点で物語は始まる。日本人の令嬢に結婚詐欺を仕掛けて財産を奪い取るという計画である。日本語と韓国語の台詞が入り乱れ、私が過去に経験したことのないような映画世界を垣間見せてくれる。特に韓国訛りの日本語でお嬢さんがエロ本を朗読する場面は、耳から入ってくる独特の音調と、美人女優の顔を真正面から映した映像の相乗効果でものすごく新鮮に感じることができた。流暢な日本語で本を読まれていたら、この驚くべき感覚は得られなかったであろう(少し大袈裟に書いていますよ)
十年以上前に「シュリ」を見たとき、あまりの面白さに感動したが、その後が続かなかった。当たり前な話ですが、海外映画は米国産ばかりではないのですね。

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