「華氏119」「search/サーチ」「ヴェノム」2018年11月07日

華氏119

マイケル.ムーア監督のドキュメンタリー映画は初めて鑑賞した。硬質な印象はなく喜劇を見ているような感覚すらあった。導入部は2016年の大統領選で、最初はクリントン候補が勝つと思われていたのに途中で雲行きが怪しくなってきて国民全体が戸惑っているという様子が映される。

明らかな人種差別、暴言、権力主義、女性蔑視などの発言があり、時代を逆行するような振る舞いで、普通に考えたなら現代ではありえない大統領候補のように思える。だからこそ彼が登場してきたとき、マスコミは嘲笑すらしていたのだろう。だがトランプ氏は当選した。多くの国民が支持したからである。隠れトランプという言葉を聞いたことがありました。声を出して賛同することはないけれど、黙って彼に投票するという人々だそうだ。

search/サーチ

最初から最後までPCの画面だけだという斬新な映画。誰でも知っているようなソフトを使いこなすだけで、おそるべき検索機能を発揮するパソコンとスマートホンは、本当に危険な端末である。この映画は人の情報を捜索するためのノウハウを教えてくれるようなところもあるので、いろんな意味で参考になりますな。基本、SNSはやらないほうがいい事を教えてくれています。この話の場合は逆にこれらのツールがあったからこそ事態が展開したのですが。

ヴェノム

宇宙からやってきた生命体がヴェノムの正体です。地球で生きるためには何かに寄生しなければならないようで、とりつかれるのが主人公の記者エディなのです。普段は人体の中に潜んでいて見えませんが、戦闘状態になるとグロテスクな外観を外に出し、人に襲いかかります。最強です。主演のトム.ハーディは「ダークナイト.ライジング」の悪玉、ベイン役が印象に残っています。同じようなハードな内容を期待していたので、拍子抜けした感は否めない。今度の映画は笑える場面もあり、ノーラン監督のバットマンに比べると柔らかい印象です。


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