天気の子2019年07月30日

雨が降ります。雨が降る。永遠に続くのではないかと思えるほどに延々と雨が降る東京の話です。
そんな東京で陽菜という名前の少女が空に向かってお願いをすると天気が晴れるという現象が起こるのです。
彼女と家出少年の帆高(話題の国会議員と同じ名前なので連想したくない顔が思い浮かんでしまってどうしようもなかった)が偶然に出会い、周りの人々を巻き込んで、天変地異の世界にまで発展していくのだ。
現代のアニメは作画が丁寧で、この作品では東京の街が写真のように詳細に描きこまれている。故に漫画の主人公たちがまるで実在するかのような錯覚を感じてしまう。「サザエさん」の背景がやたら写実的で本物の街並のようだったら、夢もへったくれもないように思いますが、「天気の子」は次元が違う。
今現在の本物の風景の中で登場人物たちが動くことに価値があるのだ。
重要な舞台になる代々木の廃ビルは、代々木会館を連想させるが、これは私が傷だらけの天使を好きなせいなのかもしれない。
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