男はつらいよ 寅次郎相合い傘(4Kデジタル修復版)2020年06月21日

寅さん六本目。前半で寅さんと旅をしている中年男が面白かった。青森で知り合って一緒に青函連絡船に乗って函館に渡る。身なりも性格も良さそうだが哀愁感を漂わせ、誰がどう見ても仕事と家族をほっぽり出して現実逃避の旅をしているのがわかってしまう。夜更けに二人で屋台のラーメンを食べていると、隣に座ってきたのが「忘れな草」のリリーなのだった。二年ぶりの再会である。
その後三人で小樽、札幌と北海道で旅を続ける姿は楽しい。が、小樽港での離婚をめぐっての寅さんの一言はリリーを怒らせてしまい、そこで三人の旅は幕。
中年男(兵頭)は家庭に戻り寅さんは柴又に帰る。とらやの土間で言ってしまった言葉への懺悔を口にしながら寅さんはリリーがまた訪ねてこねぇだろうかと肩を落として後悔している。
雨降りの夜、番傘をさしながら柴又の駅前でリリーの帰りを待っている寅さんの後ろ姿とその後の相合い傘は名場面(有名だそうです)だった。
「きれいな女人」御前様の口上が傑作である意味一番笑えたかもしれない。

休日2020年06月25日

六月二十四日夕方~二十六日午前
田舎の家で一人と一匹。散歩と晩飯の買い出し以外はずっと外に出ないで過ごす。
タロウは毛皮をまとっているが故、暑さには弱いらしい。初日の夜、寝るときにエアコンの冷房を30分でオフになるよう設定して寝床に着いた。タロウは室内犬らしく、私の横で寄り添うように就寝したのだった。翌日、私はほぼ一日家の中にいて、本(眠れる女と狂卓の騎士)を読んでいた。
朝からタロウは食欲がなく、皿に盛ったドッグフードを食おうとしない。散歩に出かけた折には道端の雑草をクンクンしながら食べていた。身内が言うには犬は体調管理のために草を食うらしい。
腹の調子が悪い時、草を食べて嘔吐することにより、爽快感を得ると言う。実際、山の中でタロウはゲー言いながら青い草を吐き出していた。これは暑気あたりの症状なのではなかろうか。
家に帰ったのち、ふと気がつくと、台所の片隅でまたゲーしていた。なにやら寛容な気分だった私は怒る気持ちにならなかった。また本を読み、携帯電話のアプリで音楽を聴く。
夜になってやや元気を取り戻したタロウは食欲も出て、飯を食うようになった。そんな姿を眺めつつ、私も晩飯を食い、酒を飲んだ。寝る時間になると、またタロウは私の布団にまで来て温もりを感じるような近さでその身体を丸めるのだった。もしこれが綾瀬はるかだったらどんなに幸せだろうか、そう思った。
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