男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(4Kデジタル修復版)2020年07月19日

寅さん十本目。
「忘れな草」「相合い傘」の浅丘ルリ子が三たびの登場である。今回は病気で倒れたリリーからとらやに速達が届くという話なのだ。その中には「寅さんに会いたい」という文言があるのだった。手紙は沖縄の病院から送られたもので、慌ててリリーの元へ駆けつけようとする寅さんにとらやの人々は翌朝の飛行機の切符を手配して、羽田空港へ送り届けるのであった。飛行機が怖くて乗りたくないと駄々をこねる場面がこの映画の一つの見所だった。
夏の沖縄で寅さんとリリーが民家を借りて一緒に生活をする。病み上がりのリリーを優しくいたわる寅さんの姿が民家の人々とともに沖縄民謡の調べに乗せて描かれる。とても幸せな時間である。
自由人の寅さんは暑い沖縄で少しでも涼しい場所を求めて地元の水族館を訪れる。そこでイルカを調教している若いお姐ちゃんを気に入って、毎日のように通うようになる。当然の事ながら、リリーは面白くない。やがて喧嘩が始まって沖縄での生活は破綻するのだった。
妹のさくらが思っているほどに、寅さんは心の中の深いところで結婚を望んでいない。周りの家族が歯がゆいと感じているのはわかっているに違いない。女は好きだが、所帯はもてない。
モテないのである。
ラストシーンが痛快で、この映画がシリーズ中、人気作であることがよくわかった。

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