男はつらいよ 寅次郎紅の花(4Kデジタル修復版)2020年07月19日

寅さん十一本目。通算四十八作目で最後の作品。
これまで見て来たシリーズとはだいぶん趣が変わった。寅さんの出演場面が減少し、甥の満男がもう一人の主役として登場している。とらやの屋号がいつのまにかくるまやに変わっている。若い店員(男女二人)を雇っていて、さくらは若奥さんと呼ばれている。とらや(くるまや)の人々が随分年を取ってしまっている。先日に見た三十八作目「知床慕情」の時にはあまり思わなかったが、数えて七年半ほど後にすぎないのだけど、役者さんたちの年齢がすすみにすすんだ印象を強く感じてしまい、少しばかり寂しい気持ちにさせられてしまった。まるで立派な若者になった満男が成長する過程で家族たちから生気と活力を吸い取りまくったかのようだ。
二十七年分の映画を、このひと月半ほどの間に見ているのだから、人が一気に年をとるのも当たり前といえば当たり前なのだ。

自分の結婚式をぶち壊した満男に会おうとくるまや(とらや)を訪れ、博にその行方を聞き出す泉。携帯電話のない時代、人と会うのには脚を使って行動しなければならなかったのだ。彼女は船に乗って南国の奄美大島までやってくる。
別に男女間の恋愛ごとに限らないけれど、あまり遠くない過去にはパソコンもスマホもなかった。なかったことで、それがどんなだったかを私は知っている、それはいいことだ。

渥美清さんは座っている場面が多く途中で横になってしまうような映像もあり、かなり体調が悪かったのだろうかと思ってしまった。表情も幾分険しいような気がした。

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