男はつらいよ 寅次郎と殿様(4Kデジタル修復版)2020年08月17日

寅さん十六本目。第十九作、昭和五十二年の公開。
愛媛県の城下町、大洲市に立ち寄った寅さん。伊予大洲藩十六代当主の老人と知り合う。世が世なら殿様だった人物なのだ。演じているのは(私は知らなかったが)サイレント時代から日本映画界で活躍していた嵐寛寿郎。現代になっても殿様のごとく振る舞う地元の名士の爺さんを大真面目に演じています。無礼な執事役の三木のり平に「そこになおれ」とか叫んで床の間に飾ってあった刀を抜いて斬りかかろうとする。「殿、殿中でござる」羽交い締めで止めようとする寅さん。腰を抜かして廊下を退散してゆく三木のり平、志村けんのバカ殿様そのまんまの光景だった。
その後、死んだ息子の嫁に会いたいと東京まで出てきた殿様。軽口だったとはいえ「探す」と約束した手前、翌日から「マリコを知らねぇか」と近所を探して回る寅さん。博の計算によると一日百軒探したとして東京全部回りきるまで百年以上かかるらしい。
一日で音を上げた寅さんは「俺は逃げ出すよ」と言ってまた旅に出ようとするのだった。
観客にはわかっているが、映画の冒頭、伊予大洲の旅館で寅さんが鮎の塩焼きを差し入れした訳ありの若い女がマリコさんなのだった、、、。
「娘さん、見なよ」夜の肘川河畔に蛍が舞う。

偶然だけど今夜のおかずは鮎の塩焼きだった。ビールがうまい。

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