男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(4Kデジタル修復版)2020年08月17日

寅さん十七本目。第二十作、昭和五十二年の公開。
この作品は二十作目で区切りの一本である。「寅次郎頑張れ!」は寅さん(渥美清さん)へのエールなのだろう。映画はこれからも続くよ、みたいな。
劇中に登場しますが、満男が歌っている電線音頭のことです。かつてテレビにおいて、東村山音頭に匹敵するほどに流行った唄でありまして、自分が子供の頃、喜んで見てたなぁ。満男の気持ちがわかります(愚)
とらやに下宿している中村雅俊と近所の定食屋で働いている大竹しのぶの恋愛がメインになっているという、これまでとはやや異色な作品でありまして。思えば、第三十作目の沢田研二と田中裕子の回が、似たような展開だったような気がしないでもない。
中盤で失恋したと勘違いした中村雅俊(良介)がガス自殺しようとして、とらやの二階を爆発させるというシリーズ最大とも言えるスペクタクルシーンがある。このことでいたたまれなくなった良介は仕事を辞めて、故郷の長崎平戸に帰ってしまうのであった。
そんな良介を気にかけた寅さんが平戸を訪れる。出会ったのが良介の姉、藤子。一発で惚れてしまった寅さんは、そのまんま平戸に居ついてしまい、良介の実家の店の手伝いをするようになるのだった。
ラストシーンで再会するのはいつぞやの旅芸人一座。寅さん、また散財してさくらを呼び出すことなんざないようにね。

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