ガストのモーニング2020年09月02日

私は普段ファミレスを利用しないのだが、去年のこと、保険屋と契約の話をしたのをきっかけに何年かぶりにガストに行った。入り口で、黒い服を着た女の店員に十時半まではモーニングの時間ですよと案内された。真夏なのに黒ずくめの上下に黒いエプロンしかも下は長ズボンである。葬式みたいな服だと思ったのだが、前みたいな明るい色のスカートにエプロン姿は流行らないのだろう。
紹介されたモーニングセットには洋食と和食があり値段も手頃で、飲み物とスープはセルフ方式でおかわり自由だった。テーブルも広く、駅前のファーストフードや、喫茶店よりも快適だった。そのことを覚えていたので、今朝、車を運転して近所のガストに行った。先日図書館で借りた「怒りの葡萄(上)」の返却日、今日中に読みきらなくてはならない。あと五十頁ほど残っている。家で読むよりもファミレスの方が集中できそうな気がしたのだ。朝の店内には年配の客が多い。「お好きな席に」と言われたので、道路側にある窓際のテーブルに行き、座った。スクランブルエッグにフランスパンのセットを注文し、冷たい烏龍茶を飲んだ。

画像は文と関係ありません。

梅田墓2020年08月16日

大阪ステーションシティの十一階、映画館のロビーを出るとノースゲートビルディングの風の広場に出る。十一階だが、大阪にはあまり高い建物がないので、大阪駅北側の景色が一望できる。うめきたの再開発地区の向こうに見えるのが梅田スカイビルなのだ。ここの四階には映画館、シネリーブル梅田があります。以前はよく通っていたのですがね。最近はご無沙汰しております。
現在工事中のうめきたで、江戸時代ににあった梅田墓の発掘調査が行われていて、多くの人骨が出土したという。副葬品として六文銭や二朱金、キセルや土人形などがあったそうな。
江戸時代の大坂は、大坂城周辺が中心地だったろうから、梅田あたりははずれに位置していたのかな。なにしろ墓場だったのだからな。

2020年08月13日

八月恒例の墓参り。母方の祖母の墓は八幡宮の裏山にある。そこは山の中腹で、現代風に整備された墓地ではない。昔ながらの、多くの墓は昭和から昭和終わりにかけて埋葬された人々のものである。階段も何もない、ただの山道である。黒澤明の「羅生門」みたいに藪の中をくぐって行き着いた先にある。高齢になった私の親はここまで上がることができない。
祖父と祖母が眠っている墓。枯れてしまった古い仏花を取り除き、新しいものを供えて水を入れ替えた。線香とロウソクに火を灯し、手を合わせて祈った。

休日2020年06月25日

六月二十四日夕方~二十六日午前
田舎の家で一人と一匹。散歩と晩飯の買い出し以外はずっと外に出ないで過ごす。
タロウは毛皮をまとっているが故、暑さには弱いらしい。初日の夜、寝るときにエアコンの冷房を30分でオフになるよう設定して寝床に着いた。タロウは室内犬らしく、私の横で寄り添うように就寝したのだった。翌日、私はほぼ一日家の中にいて、本(眠れる女と狂卓の騎士)を読んでいた。
朝からタロウは食欲がなく、皿に盛ったドッグフードを食おうとしない。散歩に出かけた折には道端の雑草をクンクンしながら食べていた。身内が言うには犬は体調管理のために草を食うらしい。
腹の調子が悪い時、草を食べて嘔吐することにより、爽快感を得ると言う。実際、山の中でタロウはゲー言いながら青い草を吐き出していた。これは暑気あたりの症状なのではなかろうか。
家に帰ったのち、ふと気がつくと、台所の片隅でまたゲーしていた。なにやら寛容な気分だった私は怒る気持ちにならなかった。また本を読み、携帯電話のアプリで音楽を聴く。
夜になってやや元気を取り戻したタロウは食欲も出て、飯を食うようになった。そんな姿を眺めつつ、私も晩飯を食い、酒を飲んだ。寝る時間になると、またタロウは私の布団にまで来て温もりを感じるような近さでその身体を丸めるのだった。もしこれが綾瀬はるかだったらどんなに幸せだろうか、そう思った。

休日2020年06月07日

県境を越えた移動は自粛の対象になっている昨今なのだが、身内が入院しているという理由でわりと頻繁に帰省している私である。病院ではコロナ対策のために患者との面会は禁止されている。着替えや差し入れをするときは一階の受付で担当の看護婦さんを呼び出して荷物を預けるという対策が行われているのだった。朝起きて食パンを焼いて食べコーヒーを飲み、犬のタロウを散歩に連れていって、納屋から自転車を引っ張り出し、麦わら帽子を被って前かごに着替えと差し入れを入れ、中学生時代の通学路をペダルを漕ぎながら走行し、港にほど近い市の中心部に行って生協で500ミリのペットボトルの水とお茶と花もを買った。病院は生協の隣である。荷物を渡して用事を終え、また自転車のペダルを漕ぐ。海沿いの道の駅に寄り、丸亀製麺で冷やしとろろ醤油うどんを食う。施設内で頼まれていた買い物をする。ホームセンターで20メートルのホースと結束バンド、マックスバリューで鳥の胸肉と食パンを買った。またペダルを漕いで家に帰り、自転車をしまって服を脱ぐ。動悸が上がって汗だらけである。部屋の冷房を入れて座り込んだ。
本を読む。眠れる女と狂卓の騎士。
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