正月2023年01月04日

元旦の夜から再び帰省。電車の進行方向の線路で異音がしたとかで新快速は途中で止まり、三十五分遅れで故郷の駅に到着した。晩飯は雑煮とお節料理だった。風呂に入って寝た。
二日。新潮文庫 奥田英朗著 罪の轍 正月の暇つぶしに読もうと思って買ってきた本です。
昭和38年(東京オリンピックの前年)の話であります。男児誘拐事件を追う刑事の足取りを克明な描写で追いかけていくという小説です。クロフツの書いたフレンチ警部を思い出しました。足を使ってコツコツと地味な捜査を積み上げていく過程にぐいぐいと引き込まれていった。
三日。前日に続き、罪の轍に没頭する。午前、家の食料が切れたので、自転車に乗って買い出しに行く。日没前、タロウを散歩に連れていった。正月で飼い主といっしょに美味いもんばっかり食っていたせいか、腹がいっぱいだったようだ。いいウンチを何度もした。その度に犬のウンコを拾って歩いた私であった。夜、罪の轍、読了。835頁の文庫本を二日間で読み終えたのは、私としてはかなり早いペースである。(ちなみに)一昨年読んだ水滸伝は一巻でだいたい400頁なのだが、入院中の私は二日間で一冊を読み終えるペースだった。なので、一ヶ月で全19巻を読み切ることができなかった。
四日。Kに付き合ってレンタカーで墓参り。昨日は自転車だったが、今日は車なので、大きなものを含めて追加の買い出しを行った。

罪の轍では昭和の東京オリンピックが描かれていた。全国民が希望を持って開催を歓迎し、喜んでいたことがわかる。私の親は聖火リレーを沿道で見物したことを誇らしげに語っていた。うらやましい。
妨害したい民族が多数存在した東京2020とはエラい落差でありますな。

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