火花2017年11月25日

今のところ原作はまだ読んでいないが芥川賞受賞の話題作だ。
売れない芸人同士が熱海の営業先で偶然に知り合い、年下の方が年上の方を勝手に「天才」だと尊敬の念を抱き、その場で弟子入りを志願する。それからの、十年間の物語である。
お笑い界の芸人たちを描いた作品は、映画に限らずテレビドラマでも小説でもなんでも数多く存在し、これまでにも幾つも見てきた憶えがあるのだ。故に作品自体はそんなに目新しい内容では無いように感じてしまった。
が、劇中、主人公たちは舞台裏の稽古場やら、あるいはコンテストの中、営業先の興行主、ありとあらゆる人々から評価され、ダメ出しされる。ここら辺の挫折感はやっぱり心にしみた。
それでも十年以上にわたって人生かけてやってきたことに対する自負があり、生きて行く上でなんらかの心の拠り所になっている。
主題歌の「浅草キッド」は関西弁の芸人には違和感もあるように思ったけれど、菅田将暉と桐谷健太の歌が思った以上によかった。
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