21ブリッジ2021年04月14日

ニューヨーク、マンハッタン島。二人組のコカイン強盗が事件を起こすのが午前0時過ぎ、ここから怒涛の展開で、銃弾が吹きすさび、血飛沫が舞う。現場周辺に転がった警官の死体は七人。担当した調査官は、強盗を捕まえるために島に通じる21ヶ所の橋を封鎖し、川や列車も堰き止めてしまう。ラストまでわずか数時間の物語であります。
前半からクライマックスまで息つく暇もないスピード感で、一気に見せます。ただし、容易に先が予想される展開は残念でありまして、ラストに至り、急速に失速感を味わうことになりました。
それでも、登場人物が複雑で情報量も多そうな話を、余分な描写を削ぎ落としたような編集で、九九分。眠たくなるような猶予はありませんでした。

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_ ここなつ映画レビュー - 2021/05/17 14:02

全ての道路や橋を封鎖し、マンハッタンをロックダウンして、警官殺しの強盗殺人を犯した逃走犯を捕まえる話。…だと思っていた。大筋はそんな話であるのだけれど、だが実は単なるクライム・アクション物ではない。封鎖されたマンハッタンは、警察組織内の特殊な事情を抱えていたのだ。警官を殺した殺人犯を追いかけ検挙する事は、警官殺しが最悪の罪と言われるニューヨークの警察官の間では至上命令であり、何をもさておき取り組まなければならないミッションであるのは、ニューヨークでの犯罪映画を2、3観れば知識として頭に入ってくる事である。だから警察組織が躍起になって犯人を検挙しようとしているのは、一見正しく見える。マンハッタ…
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