ほどなく、お別れです ― 2026年03月03日
清水美空には死んだ人が見える。シックス.センスだ。誰にも言った事がないはずなのだが、斎場で偶然に出会った幽霊の伝言を遺族に伝えようとして、その能力を葬儀屋の若い男に見抜かれてしまう。
葬儀屋の透察力もかなりのもので、そもそもたとえ見知らぬ第三者が故人の情報を知っていたとしても、それは生前に何らかの交流があったと考えるのが普通のことである。あの女には死人と話す能力があると、気がつくのは尋常ではない。
葬式で人が気がつかなような繊細な心の中の問題に反応する事ができる葬儀屋の話。おくりびとにファンタジーを加味したような映画だった。
葬儀屋の透察力もかなりのもので、そもそもたとえ見知らぬ第三者が故人の情報を知っていたとしても、それは生前に何らかの交流があったと考えるのが普通のことである。あの女には死人と話す能力があると、気がつくのは尋常ではない。
葬式で人が気がつかなような繊細な心の中の問題に反応する事ができる葬儀屋の話。おくりびとにファンタジーを加味したような映画だった。
レンタル.ファミリー ― 2026年03月02日
理由はわからないが、もう若くはない米国人俳優が異国の日本で家族もなく一人で暮らしている。深い孤独を感じさせる。画面の中に身体の大きな白人の男がいると日本の風景はとても小さく感じてしまう。
彼が暮らすアパートの部屋も天井が低くて狭く、至近距離に対面のアパートがあり窓から住人の姿が丸見えである。自分たちが普段過ごしている日本の空間がかなり窮屈に見えてしまった。酔いそうなほどに人が多いし、夜は明るすぎるし、言葉も通じにくいだろう。そんな東京の居心地がいいらしい。孤独な日本人ならばわからなくもないけれど、外国人なのだ。
レンタル.ファミリーという仕事は現実にあるらしいが、ここに外国人は馴染むのだろうかと思います。そう、この映画の主役は国内の俳優が演じた方が実際に近いのではないかという想像です。
だがしかし、これはブレンダン.フレイザーさんが主演であるからこそ、映画として見応えがあるのだろう。孤独な外国人が日本で仮の家族を体験して心の安らぎのようなものを感じる、と。他にもっと深い考察もあるのでしょうが、要約するならばそんな話である。
子役の女の子の英語が達者で少しばかり驚いた。私の身近にはあんな子供はいないが、グローバルな現代では珍しくないのだろう。私の英語力は柄本明さんの方に近いといえよう。
彼が暮らすアパートの部屋も天井が低くて狭く、至近距離に対面のアパートがあり窓から住人の姿が丸見えである。自分たちが普段過ごしている日本の空間がかなり窮屈に見えてしまった。酔いそうなほどに人が多いし、夜は明るすぎるし、言葉も通じにくいだろう。そんな東京の居心地がいいらしい。孤独な日本人ならばわからなくもないけれど、外国人なのだ。
レンタル.ファミリーという仕事は現実にあるらしいが、ここに外国人は馴染むのだろうかと思います。そう、この映画の主役は国内の俳優が演じた方が実際に近いのではないかという想像です。
だがしかし、これはブレンダン.フレイザーさんが主演であるからこそ、映画として見応えがあるのだろう。孤独な外国人が日本で仮の家族を体験して心の安らぎのようなものを感じる、と。他にもっと深い考察もあるのでしょうが、要約するならばそんな話である。
子役の女の子の英語が達者で少しばかり驚いた。私の身近にはあんな子供はいないが、グローバルな現代では珍しくないのだろう。私の英語力は柄本明さんの方に近いといえよう。
教場 Requiem ― 2026年02月28日
これもテレビドラマの劇場版。例によってテレビのほうは一回も見たことがない。先の緊急取調室では気にならなかったが、教場においてはドラマを知らない故に不可解なまま終わってしまった部分があった。また、上映時間が長く、間延びして感じた。
木村拓哉が愛と青春の旅立ちを見たかどうかはわからないが、あの役はどうしてもルイス.ゴセット.ジュニアが演じていた鬼教官を思い出さずにはいられなかった。あの台詞、D.O.Rを出せ、と。似ている。
ちなみに昨年のグランメゾン.パリは良かった。
木村拓哉が愛と青春の旅立ちを見たかどうかはわからないが、あの役はどうしてもルイス.ゴセット.ジュニアが演じていた鬼教官を思い出さずにはいられなかった。あの台詞、D.O.Rを出せ、と。似ている。
ちなみに昨年のグランメゾン.パリは良かった。
木挽町のあだ討ち ― 2026年02月28日
予告編を見ただけで、それ以外の知識はまったくない状態で本編を鑑賞いたしました。
江戸時代が舞台の、横溝正史原作の推理小説を映画化したようなものを想像していました。柄本佑が金田一耕助で渡辺謙は獄門島の了然和尚のような役柄なのではないかと、勝手に考えていたわけです。
冒頭、木挽町の芝居小屋森田座の近くで若侍が父の仇を討つ。そしてその一年半後、一人の浪人がふらりとやってきて、事の顛末を知りたいと、調査を始めるのだ。
期待したような、おどろおどろしい作風ではありません。関係者の証言をコツコツと拾い集めて事件の真相に迫っていくという本格推理の形式をとっているのは変わりませんが、よく出来た時代劇という印象です。
芝居小屋で働く人々がそれぞれに魅力的な人物で、私たちも好感を持って見ることができます。タタリじゃーとか叫ぶような怪奇な登場人物は一人も出てきません。みんなが仇討ちを成し遂げた菊之助という若者に好意を持っているのがよくわかります。
しかし、何かを隠している。柄本佑は悟っています。芝居小屋の奥座敷の中に関係者を集め、彼が語る真相とは、、、。
劇中、芝居小屋で上演されていたのは忠臣蔵。泣ける仇討ちが日本人は大好きだ。
江戸時代が舞台の、横溝正史原作の推理小説を映画化したようなものを想像していました。柄本佑が金田一耕助で渡辺謙は獄門島の了然和尚のような役柄なのではないかと、勝手に考えていたわけです。
冒頭、木挽町の芝居小屋森田座の近くで若侍が父の仇を討つ。そしてその一年半後、一人の浪人がふらりとやってきて、事の顛末を知りたいと、調査を始めるのだ。
期待したような、おどろおどろしい作風ではありません。関係者の証言をコツコツと拾い集めて事件の真相に迫っていくという本格推理の形式をとっているのは変わりませんが、よく出来た時代劇という印象です。
芝居小屋で働く人々がそれぞれに魅力的な人物で、私たちも好感を持って見ることができます。タタリじゃーとか叫ぶような怪奇な登場人物は一人も出てきません。みんなが仇討ちを成し遂げた菊之助という若者に好意を持っているのがよくわかります。
しかし、何かを隠している。柄本佑は悟っています。芝居小屋の奥座敷の中に関係者を集め、彼が語る真相とは、、、。
劇中、芝居小屋で上演されていたのは忠臣蔵。泣ける仇討ちが日本人は大好きだ。
緊急取調室 THE FINAL ― 2026年02月26日
超大型台風が続けて日本列島を襲い、未曾有の危機が迫る中、迅速を優先して各自治体が行うべき措置を国家レベルの権限で抑え、中央集権のトップダウンで対抗する総理大臣。民主主義の世の中ではリスクを伴う行動であり、政権の支持率を低下させる恐れがある、と。それでも災害対策で手腕を発揮する首相は、有能な人物である可能性が高そうだ。
テレビドラマの方は一回も見たことがないので、全く知らない。劇場版の題名にはTHE FINALとあるから、文字通りこれが最後の作品で、敵となるのは総理大臣。日本のトップである。
総理大臣の人物像を嫌な人間にはしていない。歴史に名を残すであろう首相とまで言っている。しかもそう言っているのは緊急取調室の人間である。それでも、あらゆる手段を尽くして徹底的に追い込んでゆく過程がこの映画の見どころとなっています。
難しい政治の話はありません。出てくるのは災害対策のみです。台風から日本を守ろうとする総理大臣と、その真っ最中に事情聴取を仕掛ける捜査陣。災害の修羅場で奮闘している最高責任者を横から関係ない話で水を差す特殊犯捜査係警部補真壁有希子、です。この作品のキモでありミソなのは、償っていない過去へのケジメ、なのでしょうか。
テレビドラマの方は一回も見たことがないので、全く知らない。劇場版の題名にはTHE FINALとあるから、文字通りこれが最後の作品で、敵となるのは総理大臣。日本のトップである。
総理大臣の人物像を嫌な人間にはしていない。歴史に名を残すであろう首相とまで言っている。しかもそう言っているのは緊急取調室の人間である。それでも、あらゆる手段を尽くして徹底的に追い込んでゆく過程がこの映画の見どころとなっています。
難しい政治の話はありません。出てくるのは災害対策のみです。台風から日本を守ろうとする総理大臣と、その真っ最中に事情聴取を仕掛ける捜査陣。災害の修羅場で奮闘している最高責任者を横から関係ない話で水を差す特殊犯捜査係警部補真壁有希子、です。この作品のキモでありミソなのは、償っていない過去へのケジメ、なのでしょうか。





最近のコメント