麺豚2024年03月07日

正午前、正確には十一時半、近所の中華料理屋に行く。私が学生時代から知っている店である。大将が年をとってきたせいか、最近は夜の営業をやめてしまい、開いているのが昼間の三時間だけになってしまった。混んでいるし、早めに閉めてしまうこともあるので、油断すると出かけて行っても食べられないことがある。いつでも食べられた時代が懐かしい。
コンロの上で中華鍋を揺すってデッカいお玉で具材をかき回す、鉄と鉄がぶつかり合う音が空きっ腹に響いて、待つ方は食欲が増幅されてしまう。あの重そうな鍋を火の前で一日中使い続けるのにはかなりの体力を消耗するのだろうと想像します。
注文したのは餃子とカツ丼だった。調理は大将がひとりでやっておられるので、提供までにやや時間がかかる。最初に餃子が出てきて、少し間をおいてカツ丼が来た。餃子は焼き餃子で一人前6個である。餃子のタレを小皿に垂らして箸でつけて食べた。パックのカラシもあったので、これも使った。辛味がくわわっていいが、私はラー油の方が好みであります。カツ丼は、白い飯の上に大ぶりのカツが乗っかっていて、卵、ネギ、玉ねぎの餡掛けで仕上げてあります。箸でなくレンゲで食べるようになっており、見た目は中華丼風です。これに中華スープがつきます。量が多いのでゆっくりと食べました。うまかった。
そう、この店の盛り付けはかなり量が多い。夫婦でこられたお客さん、奥さんがオムライスを食べきれなくて、旦那さんに助けを求めていらっしゃいました。知らないで来店すると、びっくりすることもあるようです。学生街の中華飯店ですからね。味もボリュームも大きい。私自身も年をとってきたもんだから、帰ってから胃袋に血が集まったせいで眠くなり、炬燵の中で夕方までウトウトしておりました。晩飯の時間になっても腹がへらないし。

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