座頭市地獄旅2025年06月03日

時代劇専門チャンネルにて鑑賞
船の中の賭場で、揉め事を起こしてしまった座頭市。やり込めたゴロツキどもから恨まれて、江の島でお礼参りにあってしまう。それでも持ち前の早技で撃退するのだが、通りがかった旅芸人の子供に怪我を負わせてしまうのだ。傷口が悪化して瀕死の状態になる子供のことを自分のせいだと心を痛めた市は、あれこれ手段を尽くし特効薬を手に入れる。回復するまでと、箱根での湯治にまで同行することにするのだ。
先般の船の中からここまで、ずっと市と付き合って手助けをするのが、旅の浪人、十文字である。何やらウマが合うこの二人、暇があれば将棋を指している。勝敗は五分五分というところか、、、。

江の島、箱根などの旅籠の様子が実にいい。冒頭から、ロードムービーのような風情があり、大昔の東海道を座頭市一行と一緒に旅をしているような気がした。

十文字役は成田三樹夫。ドラマや映画でよく悪役を演じていたお馴染みの俳優さんである。この映画は昭和40年の制作なので、私が知っている時代よりも若く、実に男前である。話の中盤までは友情で心を通わせているかのように思われる、市と十文字。最後には斬り合う事になる。無情なところがやっぱり座頭市、これがいい。

画像はイメージで、映画とはまったく関係がありません。先日の画像生成ソフトで作りました。刀、と入力しても不細工な日本刀にしかならなくて(刃と柄の部分のバランスが悪い)どうしたものかと思い、試しにライトセーバーと書いてみると、よくなりました。
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