哭声/コクソン2017年03月22日

韓国映画、二時間三十六分、長い作品である。冒頭、気味が悪いよそ者として村人たちから不審に思われている日本人がいる。山の中、裸同然の姿で死んだ動物の肉を食べていたという。
村の中で猟奇的な連続殺人が発生する。事件を捜査する警察官の姿を追いかける導入部は、サスペンス映画の様相である。犯人はわかっている。狂った住人が自分の家族を殺すというものだ。当初は毒キノコを食べたことによる中毒症状が疑われるのだが、小さな村で事件は収まる気配を見せず、やがて警察官の娘にも殺人犯たちと同じような症状が現れるのだ。娘の異常な兆候に恐れをなした警官の家族が祈祷師を呼び寄せるあたりから、映画の中に悪霊の気配が漂い始め、住民の中で得体の知れないものを排除しようとする集団心理が湧き上がってくるのだ。
悪魔祓いの儀式が始まる段階になると、登場人物たちはみな正気を失ってきて、大勢で日本人を殺しに行くという魔女狩りのような様相を呈してくるのだ。其処に立ちはだかるのはゾンビだ。
登場人物の中に謎の女がいる。カードゲームのジョーカーのような存在である。惑わされてはいけない。

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_ ここなつ映画レビュー - 2017/03/30 14:57

2時間半あまりの大作。途中すごーく怖いシーンもあるので、鑑賞前には忘れずにトイレに行くことをお勧めする。などの戯言はいいとして、そう、とても怖い話であった。文系のくせに科学しか信じない私でさえ、最初こそ「いいから早く医者連れてけよ」と思ってはいたものの、終わってみると人知を超えたものに対する恐怖がひたひたと押し寄せてきて身の置き場がない。激しい雨の降るある朝、巡査部長のジョング(クァク・ドウォン)は殺人事件の現場からの呼び出し電話を受ける。捜査に出向くと、そこは陰惨な現場であった。刃物で惨殺された夫婦。捕獲された容疑者は血まみれで目も虚ろ、尋常な様子ではない。それ以来その村では一家惨殺の...
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