布施2024年03月10日

東大阪。灰色というか、街に何となくすすぼけたような印象があるのは比較的古い建物が多いからなのか。大きなアーケードがあり、昔ながらの商店が軒を連ね、しかも人通りが少ない。いまだに成り立っているのは、店主が自分の家で商売を続けていて、家賃がかからないから、なのか。人が代替りすると歯が抜けるみたいにシャッターが下りていき、やがて更地と化す。そうなりつつあるような、ないような。自分の勝手な憶測なので、実際はわからない。昭和の雰囲気を残していて好ましいので、あまり変わってほしくはない(郷愁)
私は吉野家が大好きです。駅の高架下にある店に行ってきました。牛丼の並を注文して、生姜をたっぷりとかけて食べるのがいい。しかし今日は、前回もらった紙のクーポン券を使うことにする。捨てずにちゃんと持っているのだ。鉄板牛焼肉定食か鉄板牛カルビ定食か牛焼肉丼か牛さば定食が、50円引きになる。迷った末、牛焼肉丼を注文した。イレギュラーだと思うが、すこし焦げの入った焼肉丼が出てきて、私は密かに嬉しかった。香ばしくて美味いのだ。クーポン券はまだ残っているので(残ってなくても)近いうちにまた来よう。

麺豚2024年03月07日

正午前、正確には十一時半、近所の中華料理屋に行く。私が学生時代から知っている店である。大将が年をとってきたせいか、最近は夜の営業をやめてしまい、開いているのが昼間の三時間だけになってしまった。混んでいるし、早めに閉めてしまうこともあるので、油断すると出かけて行っても食べられないことがある。いつでも食べられた時代が懐かしい。
コンロの上で中華鍋を揺すってデッカいお玉で具材をかき回す、鉄と鉄がぶつかり合う音が空きっ腹に響いて、待つ方は食欲が増幅されてしまう。あの重そうな鍋を火の前で一日中使い続けるのにはかなりの体力を消耗するのだろうと想像します。
注文したのは餃子とカツ丼だった。調理は大将がひとりでやっておられるので、提供までにやや時間がかかる。最初に餃子が出てきて、少し間をおいてカツ丼が来た。餃子は焼き餃子で一人前6個である。餃子のタレを小皿に垂らして箸でつけて食べた。パックのカラシもあったので、これも使った。辛味がくわわっていいが、私はラー油の方が好みであります。カツ丼は、白い飯の上に大ぶりのカツが乗っかっていて、卵、ネギ、玉ねぎの餡掛けで仕上げてあります。箸でなくレンゲで食べるようになっており、見た目は中華丼風です。これに中華スープがつきます。量が多いのでゆっくりと食べました。うまかった。
そう、この店の盛り付けはかなり量が多い。夫婦でこられたお客さん、奥さんがオムライスを食べきれなくて、旦那さんに助けを求めていらっしゃいました。知らないで来店すると、びっくりすることもあるようです。学生街の中華飯店ですからね。味もボリュームも大きい。私自身も年をとってきたもんだから、帰ってから胃袋に血が集まったせいで眠くなり、炬燵の中で夕方までウトウトしておりました。晩飯の時間になっても腹がへらないし。

英虞湾2024年01月09日

風呂から上がり、身体を拭いて服を着て、外に出た。隣にある女湯の照明は消えている。今日は女性の客はいないのだろう。薄暗い廊下を歩く、地下は大浴場と大広間(宴会場)になっている。団体客がいないので、大広間は真っ暗である。エレベーターの横に飲み物の自動販売機を見つけた。酒も売っている。ロビーにあったのはアサヒビールだったが、ここのはキリンだった。二階の客室に戻った。今日は寒い、暖房の設定温度をたかめにした。晩飯までにはもう少し時間がある。持ってきた文庫本(楊令伝)を読んだ。
午後六時、部屋の電話が鳴った。受話器を取ると、女性の声で「お食事の用意ができました。112の部屋までお越しください」と。部屋の鍵をかけ、一階に降りて呼ばれた部屋に入った。二階の部屋と同じ間取りである。電話をくれた中居さんが待っていた。本日、二人目の従業員さんである。チャッカマンで鍋料理の固形燃料に火を入れてくれた。お茶の用意もできている。あとはポットから急須に湯を注ぐだけである。
私が予約していたのはあわびお刺身付きのプランだった。
漬物、もずく酢、エビフライ、海鮮鍋、茶碗蒸し、煮魚、刺身(マグロ、ヒラメ、あわび)、汁物、ご飯、みかん、です。あわびの刺身にはモツの部分もついているそうだ。中居さんは火をつけたあと「ごゆっくり」と言い、あとはひとりにしてくれた。私は地下の自動販売機まで行ってキリンビールを買ってきて、ビールを飲みつつ、晩飯を食った。ホテル中で、晩飯を食っているのは私一人だけである。
静かすぎるから、テレビなんぞをつけた。午後六時発、夕方のニュースをやっていた。ここら辺は名古屋がキー局になっていて、私には新鮮だった。天気予報が、名古屋、一宮、豊田、豊橋、伊良湖とか、名古屋、岐阜、高山、津、とか。八代亜紀がなくなったらしい。船唄は高倉健の映画の中で強く印象に残っている。飯を食い、(一人で)おかわりもして、ビールを飲み、締めに茶を飲んで、食事を終えた。満腹である。
部屋に戻り、床の間の横にある開きから浴衣と帯を取り出して着替え、縁側の椅子に座り(楊令伝)の続きを読んだ。童貫を討ち、宗は滅んだ。反乱軍が敵を討つという目的を果たしてしまったら、その先はどうなるのか。おのれが逆らっていた国家が倒れれば、今度はおのれ自身で後の国家を背負って行かねばならなくなる。帝国が滅んで民主主義が復活した、万歳、みたいなことにはならないのだ。
夜がふけた。もう寝る時間である。電気を消して、窓のカーテンを開け、外の景色を見た。海は暗くて見えないが、星はよく見える。地上に灯りがなく、空には雲がなく、月も見えない。今夜は星が多い。
寝た。

2023年07月18日

いつもよりも1時間早い電車で名古屋に到着した。今日こそは、ひつまぶしを食おうと思ったのが早い時刻に乗った理由だった。が、現地に到着した時、食べたのはマクドナルドのフィレオフィッシュのセットだった。気が変わったのだった。
あー、マクドナルドはうまいなぁ。
Eさん、今年の十二月で卒業ですか、私とおんなじですね。あと五ヶ月、お互いにがんばりましょう。

日々にテレビ2023年05月26日

早朝から出勤し、しかも残業だった。さらに忙しくて疲れた。今日は休肝日で飲むつもりはなかったのだが、気が変わった。駅からの帰り道、スーパーに立ち寄って焼き魚とビールとレモンサワーを買ってきた。
家に帰り、買い置きのらっきょうとレンジで温めた焼き魚をあてに、テレビの釣りビジョンを見ながらビールを飲んだ。プロのアングラーたちは、なんであんなに魚が釣れるのだろう。少しでも近づこうと、映像を参考にしながら仕掛けやら何やらいろいろ真似をしているが、私には簡単に釣れない。
趣味の番組を見ながらの酒と肴は旨かった。明日の仕事も頑張ろう。釣りも頑張ろう。
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