ザ.キラー2023年11月01日

殺し屋の話。冒頭からミッション遂行場面である。殺しのターゲットがいる対面にあるビルの一室で静かに機会を窺っている殺し屋の姿が映される。本来、静かな場面のはずだが、彼の独白がナレーションでかぶさってくるので、少々うるさい。話をわかりやすくする効果があるのかもしれませんが、もうちょっと静かにしてくれた方が、緊張感があっていいのではないかと思いました。
さて、ここで計画が成功したかどうかは映画の中では重要ではない。現場から速やかに退散し、自分のアジトへと帰還する殺し屋。
それから後の展開は、起きてしまった出来事に落とし前をつけるための殺し屋の行動を追いかけていくという事になる。罪がない人たちが抹殺されるので、殺し屋の行動には共鳴できない。

デヴィット.フィンチャー監督は、暗くて湿ったような映像が好きなのです。そのようなわけでわざわざ心斎橋の劇場まで見に行った次第です。
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