劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班 ― 2021年04月05日

これは劇場用のオリジナル作品らしい。
現代の刑事と十二年前の刑事が時空を超えて一本の無線機で交信し、事件の捜査に当たるという斬新な話である。過去の刑事が活躍すると歴史が変わって、現代の状況が一変するという内容は「バック.トゥ.ザ.フューチャー」みたいですが、きわめてシリアスに描かれているのが違うところであります。私は楽しめました。
午前十時の映画祭 ― 2021年04月06日
ラインナップの中でちょっと気になったのは、北米公開版との謳い文句がある「シャイニング」。上映時間が144分。私が見たやつよりも20分ほど長い。映画は長けりゃいいというもんじゃないのは、みんな知っている事ではありますが、好きな作品のロングバージョンを見てみたいと思うのもファンの心理ですな。あまり怖くないホラーだけど、豪雪地帯の山奥にあるデカいホテルに三人で閉じこもるという設定が秀逸で、映像が美しい。
もう一本は「座頭市物語」。勝新太郎の代表作の第一作。去年、「男はつらいよ」を見て感動し、そのまんま後続の四十本を連続して鑑賞するという経験をいたしました。新作映画をほったらかしてもいいと感じた次第です。それほど人気シリーズの一本目というのは、価値があると思います。未見ですが、期待してもいいのではないのでしょうか。
日記 ― 2021年04月11日

鯖の味噌煮込み定食を食べながら、同僚との交流を暖めたが、まわりには迷惑だったという話でした。これからは昼休憩のあり方も考え直さねばならない。
21ブリッジ ― 2021年04月14日

前半からクライマックスまで息つく暇もないスピード感で、一気に見せます。ただし、容易に先が予想される展開は残念でありまして、ラストに至り、急速に失速感を味わうことになりました。
それでも、登場人物が複雑で情報量も多そうな話を、余分な描写を削ぎ落としたような編集で、九九分。眠たくなるような猶予はありませんでした。
ひのとり ― 2021年04月24日

近鉄大阪難波駅、午前10時発特急「ひのとり」名古屋行き。一年前から導入された赤く流線型の車両が美しく、乗ってみたいと思っていた。コロナ禍の影響で名古屋方面に出かける機会がなくなってしまい、今日まで実現ができなかったのである。大阪では明日から三度目の緊急事態宣言が発令されるというタイミングなのだが、前から決まっていた日程だったので予定通り出かけることにした。一年数か月ぶりの名古屋である。難波駅構内にあるファミリーマートで昼食を買う。鮭、シーマヨ、明太子のおにぎり、ペットボトルのほうじ茶、そして読売新聞朝刊。停車中の2号車の指定席に座り、発車を待つ。停車駅は上本町、鶴橋、大和八木、津、名古屋。紀伊半島を横断しながら大阪、奈良、三重、愛知の四府県を通過する。窓の外は大半が心癒される山間部と田園の風景です。終点まで約二時間。
新聞記事一面
「緊急事態宣言3度目」政府は23日、新型コロナウィルスの感染が拡大している東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令することを決めた。ーーー
名古屋に到着し名鉄に乗り換える前に外の景色を見ようと思って地上に出た。大名古屋ビルヂングが見える通りである。左の方から「よっこい、よっこい、よっこい」と、奇妙な囃し言葉が聞こえてきて、目を向けると赤い旗印を掲げた行列がこっちに向かって歩いてきた。赤地に白抜き文字で「本人」と記してある。肩から赤い襷をかけて手を振りながら先頭を歩いているのは名古屋市長候補の「よこい利明」さんだった。陣営は「よっこい、よっこい、よっこいとしあき」と連呼している。
地下道に引き返し、名鉄名古屋駅の改札口を探した。
帰りは午後9時発の難波行きだった。今度こそ名物の駅弁を買おうと思っていたのですが、全部売り切れていて、またファミリーマート。ハンバーグ弁当とペットボトルのほうじ茶を買い、3号車の指定席に座った。
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