日記 ― 2021年04月11日

大阪市内で仕事があった。午前中の作業が終了し、同僚七人で昼飯を食べに道頓堀近くの食堂に行った。テーブル席に三人と四人に分かれて着席し、七百円前後の定食を注文して食事をしつつ昼時を過ごしたわけだ。この時、我々の中のひとりに地声の大きな男がいた。通常ならばなんでもない日常の光景なのですが今はコロナ禍で「まん延防止等重点措置」が適用されている最中である。店の名誉のためにお断りしておきますが、手指のアルコール消毒液があったし、しっかりとパーテーションを設置しておられましたよ。それでも隣のテーブルにいたサラリーマンが顔をしかめてそっと窓に手を伸ばし、わずかに隙間を開けたのが、私の位置から見えてしまった。それで初めて実感した。飲食店がコロナの標的にされてしまうということを。複数人でテーブルを囲んで黙ってメシを食うというのが、どれほど難しいかということを。私は一人で食事をするのが全く苦にならない性分だが、それでも二人以上でメシを食いに行って、その間、黙っていろと言われても沈黙に耐えられる自信がない。ましてや話好きな人に飲食店で「会話してはならない」など不可能だ。今日だって私たちはみんなマスクをしていましたからね。それでも定食食いながらいちいちマスクを上げ下げしつつ、しゃべるなど、現実的ではないということだ。
鯖の味噌煮込み定食を食べながら、同僚との交流を暖めたが、まわりには迷惑だったという話でした。これからは昼休憩のあり方も考え直さねばならない。
鯖の味噌煮込み定食を食べながら、同僚との交流を暖めたが、まわりには迷惑だったという話でした。これからは昼休憩のあり方も考え直さねばならない。
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