破墓 パミョ2024年10月26日

冒頭は飛行機の中で、着陸した場所は米国。病院で頭部に電気コードのようなものを繋がれた赤ん坊がベッドに寝かされている。大富豪の跡取りだという子供の様子を見るように依頼されたのは巫堂のファリムとその弟子だった。何が見えたのかはわからないが、彼女の判断は先祖の墓が原因だということだった。
舞台は韓国に飛び、風水師と葬儀屋を加えた四人組は人里離れた山奥の山頂にある小さな墓の前に立つ。

祖先の霊を鎮めるために棺を掘り起こし、改葬のため別の場所に移そうとするのだが、何かやばいものが出てくるのです。地面に開いた大きな穴の中に立ち、後始末を始めようとした人夫が足元の土上を這う蛇をスコップで突くと、悲鳴のようなものが聞こえて、空が一気に黒雲に覆われ激しい雨が降り始める。
言うまでもなく、不吉の予兆である。

一筋縄ではいかない話で、予備知識のないまま鑑賞した私には意外すぎる展開が待ち構えていたのであった。2時間14分と、長いのにはそれなりの理由があるのでした。
アクセスカウンター