64ロクヨン(前編)2016年04月21日

試写会に招待されたので、行ってきた。
横山秀夫原作の警官小説で、主人公が刑事ではなく広報官だというところが変わっている。昭和六十四年に起こった誘拐殺人事件を描いたものなのだが、前半は交通事故を起こした加害者の実名と住所を公開するか否かで記者クラブと不毛な諍いが延々と続けられるという展開である。同時に時効の迫った「64」絡みの案件が進行する。
オールスターキャストと言っていい配役で、みんな力の入ったいい顔をしている。
横山秀夫という作家は主に地方を舞台にした小説を書く人のようで、この物語も群馬県がその場所となる。
警察のキャリアは地方を転々としながらも最後には出世コースの頂点である中央(東京)に戻る、という野心を持って仕事をしている(らしい)。
地元の叩き上げと中央のエリートとの対立が、前編の最後に至って浮き彫りとなってくる。
で、ついに事件が動きだす、というところで後編に。

面白かった。

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_ ここなつ映画レビュー - 2016/05/11 16:51

後編が待ち切れない。こんな気持ちは久々だ。昭和最後の7日間に起こった少女誘拐殺人事件。通称「64(ロクヨン)」。時効まであとわずか一年に迫った平成14年、事件は大きく動き出す…。そうか、昭和64年って、平成元年って、もはやこんなにノスタルジックな風景なのか。…当然息子達は生まれている筈もなく、道道が日の丸の半旗を掲げている通りの風景や、小渕官房長官がブラウン管の向こうで「新しい元号は‘平成’です」と楷書を掲げた光景は、彼らにとってはもはやあまりにも映画的なシーンなのであろう。知らない世界。想像力を掻き立てる未知の世界。だから、息子とはこの作品の予告編を観た瞬間に、「絶対観よう!」と無言の...
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