あまろっく2024年04月21日

尼崎(あまがさき)。淀川の近くに住んでいた頃、職場の研修会がありまして、一度だけ原チャリに乗って阪急神戸線と神崎川を越えて兵庫県内に渡り、尼崎の商店街の近くまで行った思い出があります。実に雑然とした古い街並みで、これが大阪とおんなじ局番06地帯なのかと唖然とした記憶が残っている。地元の人々は尼崎を縮めてアマと呼ぶ。あれから長い年月が経過し、映画の中に出てきた尼崎は綺麗に整備されてしまい、どこにも面影がありませんでした。
朝イチの回に出かけて行きました。館内はわりと混雑していましたが、観客が見事に爺さんと婆さんばかりで、少し驚きました(私もあまり言える立場にありませんが)。そういった年代の人々に好まれる映画だということでしょうな。尼崎を舞台にした家族の人情喜劇です。
アラフォーでニートの娘と暮らす60代の父親が若い再婚相手を連れてくるという話で、私は父親役の笑福亭鶴瓶が主人公だと思っていたのですが、主役は娘の江口のりこの方でした。昨今のご時世ならば男女の立場が逆転した映画が出てくるのが自然な気もしますが、昔ながらというか昭和というか、ベタな展開で始まります。そんな話に若い観客は見向きもしないのかもしれないですな。
私は江口のりこが駅前にある屋台のおでん屋で、幼馴染の店主を相手に酒を呑んでクダを巻いている場面が好きです。どうやら居心地がいいらしく、彼女はしょっちゅうこの屋台を訪れて店主を相手に酒を呑み、話し相手になってもらっています。それを見ながら、あんた、旨いだろ。と、私は心の中で思っていました。

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