「魔術はささやく」「龍は眠る」2014年09月22日

宮部みゆきは「火車」から入った。その後「模倣犯」と「理由」を読んだ。
リアルで怖い作風だと思った。日常の中に潜んでいる毒をあぶり出し積み重ねたような小説だ。

親が入院した。手術の日、病院の廊下で兄妹と待っている間、宮部みゆきの本を読んでいた。
先の三本に比べると特に「龍は眠る」は、超能力の世界かと思えて、やや私の好みではないが、描かれた人間の業はどこまでも現実的で、今の自分の周辺でも存在しそうである。

女性の作家では山崎豊子と高村薫と宮部みゆきが好きだ。
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