琵琶湖2018年07月18日

一年三ヶ月ぶりの琵琶湖。真夏、晴天で、熱中対策は必須である。保冷剤を入れたクーラーボックスを用意して、湖岸道路のセブンイレブンで氷結ペットボトルのアクエリアスと麦茶とカルピス、緑茶、塩分補給タブレット、おにぎりを購入。五時半スタート、船は七十馬力のバスボート。朝焼けの太陽が東の空でオレンジ色に雲を染めている。すでに暑い。ディープホール周辺から釣りを始める。昼休憩で桟橋に船を止め丸亀製麺で冷やしとろろうどんを食べ、午後は琵琶湖大橋の橋脚に向った。真夏日の湖上は過酷な暑さだった。釣りが終える頃、保冷剤はすっかり溶けていたが、飲料の冷たさを保つのには大変に役に立った。

ウインド.リバー2018年07月29日

クライムサスペンスに大都市を舞台にしたものと地方を舞台にしたものがあるとするのなら、この映画は後者に分類されると言えようか。寒いワイオミング州の山岳地帯での物語です。家屋も何にもない荒野を車やスノーモービルで飛ばしていく光景は狭い国土の日本では見られない大陸感がありまして、雪原に転がった人間の死体を鷹がついばむ場面などなかなか野生的であります。クライマックスでは血と銃弾が吹きすさび、「血の収穫」みたいで見応えがありました。たった一人で悪の巣窟に乗り込んでくる捜査官が新任の若い女性だという点が現代的ですな。
米国の法律はよくわかりませんが、地元の保安官には捜査権がないようで、ここでのボスは仕事に慣れない女なのです。しかし彼女はコンチネンタルオプの向こうを張るが如くタフな人物で、凶悪な犯罪者に対して拳銃をぶっ放すのに微塵の躊躇もありません。
もう一人の主人公は、地元で先住民の女性と結婚し、定住しているハンターの男です。三年前に娘を殺された過去を持ち、心に傷を負っている。雪原に残された足跡やスノーモービルの跡を追いかける能力をかわれて女性捜査官にパートナーに選ばれるのです。ネイティブアメリカンという言葉はこの作品で知りましたが「先住人」という意味があるそうです。私などが連想するのはインディアンです。人種差別の問題が描かれているのです。
身内を犯罪で失った肉親同士が寄り添う場面は少なからず心を打つものがありました。
犯罪者が何もない山岳地帯で暮らす苦しさを叫ぶところがありましたが、会社で数年の島流しの刑にあったことのある私には、共感できる部分がありました(共感したらいけないのでしょうが)
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