怪物2023年06月12日

事実はひとつだけである。それでも視点が違えばまったく別の景色が見えてくる。芥川龍之介の藪の中か黒澤明の羅生門か、正義の味方はどこにもいなくて猜疑と不信だけが存在する救いようのない世の中である。私は人間と話しているのですかと言っている人物は誰かにとっては自分自身が人でなしだという自覚がない。母親も教師も子供ですらも相互に加害者であり弱い立場の人間を攻撃し、追い込んでいる。
私は観客として、一人だけ味方になりたい人物がいましたが、ここでは言いません。
賢明なみなさんが、すでにさっしておられるように、これは楽しい話ではありません。脚本を書くにあたって、どこかで現実にあったことを取材したのかもしれません。描かれている世界があまりにも身近でありすぎて、憂鬱になることうけあいです。
学校全体に防犯カメラがあってもいいのではなかろうか。私立かどこかで試験導入してみたらどうだ?少しはマシな世の中になるかもしれんぞ。

何やら感情的になってしまった。きっといい映画なんだろう。面白くはないけれど。

幕張2023年06月12日


私自身は日本の旅館が好きなのだが、現代においては温泉地や保養地にでも行かなければ、日本間の宿泊施設は少ない傾向にある。釣り宿で利用している民宿は日本間だが、単に古いだけとも言える。
会社の福利厚生を使って安く宿泊できる施設といえばほとんどがビジネスホテルであります。日本的な旅館といえば逆に割高なことが多い。何かのタイミングで今回泊まったのは幕張のホテルスプリングスだった。
カプセルホテルなみの料金だったけど、見晴らしのいい七階のツインの部屋で窓際にはソファーとテーブルなんぞがあった。湯布院に行くつもりがウィーンへ行ってしまい、慣れない外国のホテルに泊まってしまった寅さんみたいな気分であった。ここに一人だったのだ。
風呂に入った後、ソファーに座ってテーブルに置いたアタリメとピーナツを肴に缶チューハイをいただきつつテレビを見た。午後11時頃に寝た。
たっぷり寝て、起き出したのは翌朝の8時過ぎ。砂糖とインスタントの粉末をコーヒーカップに入れて熱い湯を注ぎ、ミルクフレッシュを投入し、モーニングカフェを制作いたしました。
ソファーに座って優雅な時間を過ごした。
チェックアウトしたら、下の映画館で映画を見る。そのあとは、電車に乗って次の目的地へ。
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