「MASTER マスター」「ジグソウ:ソウ.レガシー」「ザ.サークル」 ― 2017年11月10日
MASTER マスター
「お嬢さん」「哭声」「新 感染」に続き、今年、韓国映画の4本目はこれ。
韓国で実際に起こった事件を下敷きに制作された作品だという。悪徳投資会社を率いる会長を追う知能犯罪捜査官の物語なのだが、犯罪者側の側近である男をも巻き込んで、三つ巴の戦いが繰り広げられる。
悪事が発覚し、被害者から搾取した多額の金を抱えたまま国外へと逃亡する会長。その過程で横領から殺人へとエスカレートする犯罪。ネットワークを駆使した金の流れだけではなく、爆弾や銃弾が飛び交うような派手な展開になっていくのだ。
ジグソウ:ソウ.レガシー
密室に閉じ込められ、様々な仕掛けによって人体を切り刻まれていく男女たち。カメラは壮絶な場面から目をそらさずに、切断された人体の損壊部分を映し出す。作品の見所は、これである。故に観客を選ぶ作品だと思います。
私は恐いもの見たさもあるのか、結構、このシリーズを見ています。
サディステックな趣味のある人には最高の映画なのかもしれません。
これが8本目だということなので、多くの観客たちから支持されているのは現実として間違いがないのです。
ザ.サークル
アップルやフェイスブックのようなIT企業が舞台となっています。先端企業サークル社の施設はまるで大学のキャンパスのような雰囲気があり、若者たちの目にはまさに理想的な会社なのではないでしょうか。
社会を変革させるようなイノベーションは、このような環境の中からしか生み出されないような気がします。
私は人生の半分以上を携帯電話のない世界で生きてきた人間なので、今の20代の人たちがこの映画を見てどんな感想を抱くのか、まるで想像ができません。プライバシーを万人に晒すのには抵抗があるでしょうが、SNSのない世界は想像できるのかな。
だからと言って、たとえ、この世から電話がなくなっても人類は死滅しませんがね。
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