衆院解散総選挙2012年11月19日

衆議院が解散した。選挙である。私が投票所に初めて足を運んだのは2005年の「郵政解散」のときだから、ずいぶんと年をとってからの参加だった。
休日に街を歩いていたら、駅前で偶然に小泉首相(当時)の街頭演説があるのを知った。それまで現役の総理大臣を生で見たことがなかったので、興味がわいたのだ。
「郵政民営化」が、はたして国民にとって重要な法案であるのかどうなのか、かなり疑問ではあったのだけど、最初から最後まで、その事しか言わない首相の言葉に、聴衆たちからは野次などなく、みんな真剣に聞き入っていた。
前回は2009年、麻生首相のときだった。自民党には強烈な逆風が吹いた選挙で、みなの心が民主党の候補に向いていた。私の住んでいる地域の選挙区では、自民が候補を擁立せずに、公明党一本に票を集中させる作戦をとっていた。それほどの危機感を抱いていたということだ。公明党の候補はかなり有力な議員だったのだが、結果は民主党の新人候補に敗れ、議席を失ったのだった。
さて2012年である。こんどは民主党に逆風のようである。実家に帰省中、所用を済ませ、テレビの前でゴロゴロしていたら、速報でニュースが入って来たのだった。野田総理が「今週末16日に解散する」と明言した党首討論。政治家の口から明確な約束事が聞ける機会はめったにないので、驚いたし、それなりに迫力があった。年末には、選挙の結果がでる。
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