「デスノートLight up the NEW world」「湯を沸かすほどの熱い愛」「インフェルノ」 ― 2016年10月31日
デスノート Light up the NEW world
10年前のデスノート前後篇は面白かった。ノートに備わった複雑なルールを駆使して警察の捜査を翻弄するキラと、仕掛けの裏の裏を読むようなLとの頭脳合戦は見応えがあった。
今度のデスノートは、6冊になり、主要な登場人物が3人になる。
謎解きはいいとして、本編では誰が誰と戦っているか、わかりにくかった。
湯を沸かすほどの熱い愛
宮沢りえは最近では「紙の月」がよかったですね。
今回は余命宣告された母親が家族のために残された時間の中で懸命に奮闘するという話です。
本筋はシンプルなものですが中身は良くできていて、只者ではない映画です。
熱い愛に心を打たれました。
インフェルノ
ダン.ブラウンの小説は歴史や芸術、建築、宗教、科学など、情報量が多く、実に読み応えのある本です。ところが映像化されてしまうと、時間制限があるがために、難しい問題がわずか数分で解決してしまうような表現も多くなって、原作が好きな人間には不満が残ってしまう。それだけ読み進むのにどれだけかかったと思う、と。話の展開が早すぎると感じてしまうのだ。
「ダ.ヴィンチ.コード」と「天使と悪魔」は、本を先に読んでからの鑑賞だったので、あまりにあっけない印象だった。本作は、小説を読む前に観たのだが、性急すぎるように思われる展開は相変わらずである。それでも上映時間にすると2時間1分だ。映画の尺としては適切なのだろうな。
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