「斉木楠雄のΨ難」「ミックス」「アウトレイジ最終章」2017年10月21日

斉木楠雄のΨ難

夏に見た「銀魂」も少年ジャンプの漫画が 原作だったけど、まだ映画としての物語の体裁を保っていた印象だ。

この映画は最初から最後まで、出てくる登場人物たちの行動に主人公の超能力者がツッコミを入れるという独白であり、まるでコントの二時間スペシャルみたいであった。橋本環奈の顔芸が素晴らしく、いちばんの見どころだと言えよう。

ミックス

卓球というのは地味なスポーツだと思います。屋内で畳2畳分ほどの狭いテーブルを囲んで向き合い、鶏の卵よりも軽くて小さな玉を、団扇よりも小さなラケットを駆使して打ち合うという、見た目にも極めて器の小さな競技だからでしょうか。登場人物が多いせいか、90分で収まりそうな内容が120分の長尺になっています。

私が好きなのは中国人の中華料理屋の店主と店員のコンビですね。演じるのは日本人の俳優ですが、二人ともいい味出しています。

アウトレイジ最終章

北野監督のバイオレンス映画はどちらかというと、セリフが少ないという印象があったのですが、その先入観をひっくり返してくれたのが、「アウトレイジ」だと思っています。

ばかやろー、このやろー、と、機関銃のように言葉の応酬が繰り返され、さらには銃弾と血飛沫が飛び交うのです。凄惨な話なのですが、そこはかとないユーモアの香りが漂うという、独自の世界観が好きです。


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