「プーと大人になった僕」「デス. ウィッシュ」「散り椿」2018年10月25日

プーと大人になった僕

クリストファー.ロビンが大人になってからの話です。戦争に従軍し、結婚して妻子とロンドンで暮らしています。旅行鞄を作る会社で働いているようです。1950年代なのではないかと想像します。今からすれば牧歌的な時代だと思うのですが、会社で働くのにストレスが伴うのは現代となんら変わらないようです。

プーさんがぬいぐるみだったというのは初めて知りました。ぬいぐるみとお話しするなんてのは、小さな子供ならばみんなやりそうなことですが、夢のある話で、いいです。

クリストファー.ロビンは人間だから年をとる。でもプーさんは昔のままいつまでも年を取らない。だからこそ切なく、心を打たれるのです。ぬいぐるみまで一緒に年をとってしまったら「テッド」ですな。それはそれで面白いけれど。

原作者A.A.ミルンの本に一つだけ推理小説があり「赤い館の秘密」というのですが、愛読書です(余談)


デス.  ウィッシュ

ブルース.ウィリスはシカゴで外科医をやっている。冒頭、撃たれた警官がストレッチャーに乗せられ狭い病院の通路を同僚や看護師に押されながら通過する。大勢の人々が集まったまるで戦場のような救急救命現場。テレビの「ER」そのまんまである。

その後、ウィルス先生は強盗に家族を殺される。やり場のない悲しみと怒りを抱えて眠れない夜を過ごすようになってしまうのだ。あるコトをきっかけに、拳銃を手に入れた先生は、人知れず射撃の練習をし、犯人に復讐を思い立つようになる。警察では間に合わない悪人を自らの手で裁くのだ。

やっぱりブルース.ウィリスはメスを持つよりも拳銃を持つ方がサマになる。


散り椿

まるで絵画のように画面が綺麗な映画。降りしきる雪の場面で始まり、全編を通して春夏秋冬、美しい日本の風景が映し出される。クライマックスでは何百年に一度とも言われる金環食まで見ることができる。

戦国時代が終わって世の中が安定した徳川時代、なくなった妻の願いを聞いて故郷に帰った元藩士、瓜生新兵衛の物語である。教科書を読むような時代劇で、奇抜な展開や演出はなく、安心安定、心静かに落ち着いて最後まで見ることができる。このような作品を好むのは年配者であり、事実、観客は私を含めて中高年ばかりであった。


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