仕掛人.藤枝梅安 弍2023年04月07日

前作の最後で相棒の彦さんが憎悪をあらわにして後を追い始めた侍の正体が明らかになる。
自分の師匠である津山悦堂の墓参りのために京を訪れたはずの梅安だったが、彦次郎に引きずられるようにして行きずりの侍に関わってしまう。図らずともまた仕掛けの仕事を引き受ける運命になるのだが、そのことが過去の因縁を引き寄せる。
前作が良かったので、2も楽しみにしていました。公開期間が短く終わりそうな気がするので、初日に行って来ました。シリーズ化して欲しいと思います。私はこの映画のファンなのだ。

梅の湯2023年04月10日

西船でいつもの大衆酒場に行った。古本で手に入れたハメットの文庫を読みながらビールを飲んだ。あては煮込みとホタルイカだった。本は短編集でコンチネンタル.オプものである。一人で酒を飲みながら時間を潰すにはちょうどいい。三品目、普段はもろきゅうを頼むことが多いのだが、今日はらっきょうを注文してみた。しゃりしゃりして口当たりがよく、箸休めにちょうどいい。
電車で移動、検見川で降りる。
今日の宿泊先に行く前に風呂に入るため、梅の湯に行く。ここは久しぶりである。昔ながらの銭湯で、暖簾をくぐって下駄箱に履き物を入れ鍵を抜いて入り口の引き戸を開けると番台がある。座っているおばちゃんに料金を聞くと四百八十円だという。使い捨てのシャンプーは持参していたが、石鹸がなかったので小さい固形のやつを買った。三十円だった。合計五百十円を払って脱衣所に入った。テレビに映っているのは朝日の帰れマンデー目っけ隊だった。服を脱いで洗い場に行き、ケロリンの風呂桶と風呂椅子を手に取って、鏡と蛇口の前に座った。客が多く、老人から若い衆、子供に至るまで幅広い。
銭湯にしては閉店時間が早く、午後十時だった。入ったのが遅い時間だったのもあるが、入浴時間の長い私は脱衣所で頭と身体を乾かすのが遅れ、客として退出したのは最後から三番前だった。常連でもないのに図々しかったかな。
外に出て、駅まで歩き、入場券を買って、ホームの椅子に座った。人を待つ。

BLUE GIANT2023年04月10日

冒頭、東北地方、雪の降る河原でサックスの練習をする高校生、宮本大。思い出したのはスウィングガールズの上野樹里だった。共通しているのは東北とサックスとジャズだけで二つは全然違う映画です。
大が東京へ行き、ピアノとドラムをくわえたバンドを結成し、プロとして10代のうちに日本最高のジャズクラブで演奏することを目指す、という内容です。
話は簡素。これは音楽を聴きにいく映画だと思います。原作の漫画は日本の音楽界にも影響を与えたらしく、私は全く知らないのですが、かなり高名なミュージシャンが音楽を担当しているようです。2時間、映画館の最高の音質で、どっぷりとジャズに浸るのです。なので、出来るだけ音響設備のいい映画館で鑑賞したいものです。

昼飯2023年04月20日

最近、仕事場で、昼飯を食う場所に困っている。行きたい飯屋がないのだ。仕方がないので、弁当を買ってきて、ロッカールームに併設の休憩所で食っている。弁当を買える場所は3箇所、ほっかほっか亭、セブンイレブン、地元のスーパーマーケットである。中でいちばん、旨いのはほっかほっか亭だと思っています。
定番はのり弁当(400円税込)。注文を聞いてから料理を開始、炊飯器から白米を盛り、花かつおに特製だし醤油をまぶし、海苔をかぶせて、その上から揚げたての白身フライとちくわ磯辺あげ、きんぴらごぼうをのせる。熱々であります。これはレンジで温めたセブンイレブンの弁当に勝る。作りたてはえらい。
とはいえ、毎日だと飽きるから私はセブンイレブンにもよく行きますがね。ほか弁に比べてのり弁当は少し高いが、具は多い。飲み物はペットボトルの麦茶が最近のお気に入りです。

ヴィレッジ2023年04月25日

初めて予告編を見た時、ホラー映画かと思ったが、そうではない。サスペンスとも違う。考えた末、これは人間ドラマである、と。
日本のどこかにある村が舞台となっている。過疎化に悩む村にとって山のうえに建設されたゴミ処理場は、村民たちの生活を支えるためには必要な存在だった。綺麗事だけではない現実と、家族が抱えていた問題と。閉ざされた逃げ場のない社会の中で村八分のような扱いをされながら、それでもそこで生きていくしかない若い男の物語。
辛いならば、都会へ、そうではなくとも、どこか他の土地へ。思うのは簡単だが、中にはできない人もいる。私が地方出身者だから、わかる。
映画のテーマからは外れるが、地元の祭りには魔力がある。はまると抜け出せない。
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