怒り2016年10月04日

かなりの話題作だと思っていたのだが、出かけたシネコンの中では収容人数の一番小さな劇場での上映だった。
あまり観客の入らない映画なのだろうか。確かにわかりやすい内容ではなかった。
千葉、東京、沖縄で話が同時進行する。それぞれの物語はみんな濃く、演じる役者のみなさんも、かなりエネルギーのいる仕事だったろうと思われるものだ。
冒頭、八王子で起こる殺人事件の容疑者が、三本の人間ドラマの中に紛れ込んでいる。真犯人は最後までわからない。作者が、わざわざ複雑な構成の映画にしたのは何らかの意図があるのだろう。
俎上の知れない人間は、社会の中において人々を不安にさせ、やがては不信に変わり、最後には排除される運命にあるのかもしれない。

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