神様メール2016年05月31日

創造主(神様)がブリュッセル(ベルギーの首都)のアパートに女房子供と住んでいて、パソコンを使って世界を支配しており、しかもきわめて嫌な野郎だという話の設定が面白すぎて最高である。
常に家族を怒鳴りつけ、挙げ句の果てには自分の子供に対して暴力をふるうのだ。ただのバイオレンス親父で、まったく神様だとは思えないのだ。
堪忍袋の緒が切れてしまった10歳の娘は父親にたいして反乱を起こし、世界を支配するパソコンにいたずらを仕掛け、ぶっ壊したのち、ドラム式洗濯機の中を通って人間界に逃亡してしまう。
神様から全人類に向け余命を知らせるメールが発信されてしまい、世界はパニックになる。
自分でパソコンを直せない神様は、娘に直してもらおうと、彼女を追いかけて人間界に降り立つが、どこから見ても挙動不審のおっさんにしか見えないので、下界の人々からは散々な目にあわされる運命に、、、。
主人公の娘の兄は、なんとイエス.キリストで、何故だか知らないが部屋の片隅で置き物と化していて、肝心なときだけ動き出して相談にのってくれる。どうやったらこんな事が思いつくのか、作者の空想力に脱帽な映画だった。
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